日中通貨スワップについて一言
日中通貨スワップの協議に入っているというので一言いたい。
その前にスワップについて。
世界の取引はなんだかんだドル取引です。
ユーロや日本も国債通貨ですが、圧倒的にドルが強いのは間違いない。
例えば、新興国が国債を発行する際、自国通貨で利子を返しますっていっても誰も借りてくれ
ないのでドル建てにするわけなんです。
(金利が高いという理由でその国の通貨を選ぶ人もいるようですが・・・)
ただ、ドル建てには問題があって利子支払いや期限がきて償還する時に
ドルがない・・・ってことが起きるんです。
このためスワップ協定を結び、ドルを貸し借りを行うわけなんです。
ドル以外にユーロ、円も相手国からみればスワップする通貨としては魅力的なんですが、
なんだかんだドルなんです。
我々が簡単に手することができるドルは、新興国にとっては調達が難しいということをも知識として入れておくとよいかもしれません。
され、ここからが人民元です
SDR通貨入りしたわりには一向に人民元の価値はあがらないですね・・・
今の人民元はドルに裏付けされて担保されているんです。
そして中国の過剰な投資でドル枯渇しているといわれています。
ドルを調達しようとした際、無条件でドルに替えられる円は魅力的ですよね・・・
だから中国にとっては円とのスワップは魅力的ですが、日本にとってどんなメリットがあるの?
そいえばある政治家が日本企業が人民元が必要となった時、これで助かる
うん・・・日本にそんな企業あるの・・・!
調べました。企業ではなく、銀行なんですね・・・
今年、人民元が日本に開放されたでしょう・・・
人民元建の国債が日本で発行できるようになったんです。
パンダ債といわれているやつですね・・・
恐らくパンダ債を発行した銀行が利子や償還する際、人民元が枯渇して返せない、
恐らく、この救済のためのスワップなんでしょうね・・
そう考えると今の日本の銀行って・・・