前回は、私が所有している米国投資信託を紹介しましたが、今回は米国ETFを
を紹介したいと思います。
1年半ほど保有しています
信託報酬 | 評価損益(ドル) | 評価損益(円) | |
VTI バンガード・トータル・ストック・マーケット | 0.04 | 13.18% | 4.97% |
VOO バンガード・S&P 500 | 0.04 | 12.12% | 7.76% |
PFF シェアーズ 米国優先株式 | 0.47 | -7.53% | -6.91% |
IFGL iシェアーズ 先進国(除く米国) REIT | 0.48 | -18.76% | -15.16% |
EDV バンガード・超長期米国債 | 0.07 | 1.55% | -7.04% |
TLT iシェアーズ 米国国債 20年超 | 0.15 | 4.50% | 6.12% |
LQD シェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 | 0.15 | -1.97% | 1.54% |
VDC バンガード・米国生活必需品セクター | 0.1 | 1.85% | 5.45% |
NISAで購入すると手数料が0になるので、約1年半前から少しづつ購入しています。
主な銘柄は、NISAで5年という短期間での運用となるためリスクの少ない債券をメインにVOO、PFFを購入しています。
債券は購入して、しばらくは今より+2%~%3は高い価格を維持していたのですが、FRBの金利引き上げ政策で見事に下がりました。
いや~本当、教科書通りに動いてくれました!
ご存じの方も多いと思うのですが、金利が上がると次のようなことが起こります。
一つ目は、新しく発行される債券の金利が高くなるため、投資家は金利の高い方へ乗り換えようとします。このため、保有している債券を一端処分する動きが起こり、債券の価格が落ちます。私の保有している債券型のETFは、まさに今、この状態で価格が落ちた訳です。
二つ目は、金利が高く安定した金融資産を保有した方がよいため、新興国に投資した資金が米国に流れます。このため新興国の景気が悪くなる恐れがあります。
最後に米国でも金利が高くなるため、企業の借金の返済の負担が増えると共にお金の調達も少しづつ控えるようになります。当然、設備投資も行われなくなる為、企業活動に抑止がかかることになります。この為、株価が下がる可能性が高くなります。
今ままで金利を抑え、市場にジャブジャブお金を投入してたのですから株価が上昇するのは当然だったかもしれませんね。
しかし、金利を下げ、市場に出回った資金を回収するということは、今後、大きな調整がくる可能性は大きいかもしれませんね。
ただ、あくまでも教科書通りに行ったらの話ですが!!
なぜ経済によくないと分かっているのに金利を上げるのか?
市場に出回った資金を回収しなければ、どんどん物の価値が上がり、逆にお金の価値が下がります。
物が高くて物が購入できなくなる。これでは、これでは困ります。
だから、金利を上げ、市場に出回った資金を回収するんです。金利を上げると金利の高い預金や債券にどんどん資金が集まってくるのは想像つきますよね。
また、金利を上げておくことによって次に景気停滞がやってきた際に、また金利を下げることによって経済を活性することが可能となるわけです。経済活性化の材料を、経済の調子がよい、今この時に仕込んでおこうという事も言えます。
といっても日本と欧州は、金利引き下げの状態で、新興国への影響もあるので、米と言えども継続して金利を上げて行くのは難しいでしょうけどね??